五月人形の選び方|大阪松屋町筋の老舗店で見つけた答え


息子の初節句、五月人形を買いたいけど何を選べばいいんだろう…
ネットショッピングで探してみたものの、数万円から数百万円まで価格帯は実にさまざま。
写真だけでは品質の違いも分かりにくく、途方に暮れていました。
「実物を見た方がいいんじゃない?大阪の松屋町筋なら人形屋さんが集まってるって聞いたことあるよ」という妻の一言で、実店舗での購入を決意。
これが予想以上の大正解でした。
今回は、実際に松屋町筋で五月人形を購入した経験から、選び方のコツをお伝えします。
特に初めて購入を考えているパパ・ママの皆さんに役立つ情報をご紹介していきます。
目次
大阪・松屋町筋の五月人形専門店の特徴と選び方

実店舗で五月人形を選ぶことには大きな価値があります。
専門店の職人や販売員から直接説明を聞きながら、実物の質感や細工の美しさを確かめることができます。
実店舗で見ることのメリット
商品の品質確認
五月人形は兜の編み目の美しさや鎧の細工など、写真では伝わりきらない細部の品質が重要です。
実物を見ることで、価格の違いが生まれる要因を理解できます。
専門家のアドバイス
販売スタッフは五月人形の歴史や素材、作家の思いなど、興味深い情報を提供してくれます。
家庭の状況に合わせた適切な提案も受けられます。
松屋町筋の店舗特徴
松屋町筋には100軒以上の専門店が軒を連ねており、各店舗に個性があります。
主な店舗の特徴は以下の通りです:
久宝堂
- 4フロア構成の大型専門店
- 日本人形協会認定の節句人形アドバイザーが常駐
- ベビーカーでも利用可能な広々とした店内
増村人形店
- ジュエリーショップのような洗練された雰囲気
- 工房から直接仕入れによる適正価格
- 専門的な知識を持つスタッフが丁寧に対応
ニッタ人形店
- アットホームな雰囲気の路面店
- 職人の技術や素材の特徴まで詳しく説明
- 親子三代続けて利用できる信頼感
五月人形は長く使用する大切な品物です。
実店舗で複数の商品を比較検討し、家族で相談しながら選ぶことで、より思い出深い購入体験となるでしょう。
五月人形の予算相場と購入時期
予算の目安
マンションやアパートにお住まいの方は、コンパクトな五月人形を中心に3万円~10万円が一般的です。
戸建ての場合は、飾るスペースに余裕があるため10万円~15万円程度が標準的な予算となります。
初節句では祖父母からのプレゼントとして20万円~30万円という例も多いようです。
家族との選び方
私たちは妻の母と一緒に見に行きましたが、これが良い選択でした。
家族で喜びを分かち合えただけでなく、様々な視点からの意見を聞くことができました。
ただし、店員さんによると親世代は豪華なものを勧めがちとのこと。
家族で選ぶ際は以下の点に注意が必要です:
- 事前に予算の上限を決めておく
- 飾る場所のサイズを確認
- 両家の意見を上手にまとめる工夫を
店舗での選び方
大阪・松屋町筋には多くの専門店が並んでいます。
実店舗での選び方のポイントは:
- 兜の裏側まで細かくチェック
- アフターフォローの内容確認
- 購入時期は3月中旬~4月初旬を目安に
特に購入時期については、この時期がベストな理由があります。
3月3日のひな祭りが終わると、店舗では五月人形の本格的な展示が始まり、最も品揃えが充実します。
五月人形は職人による手作りの工芸品で、鎧や兜の細かな作業に時間がかかるため、人気商品は早めに売り切れてしまいます。
また、一般的に4月中旬から飾り始めることを考えると、3月中旬~4月初旬の購入が余裕を持った準備につながります。

特におすすめの久宝堂は、昭和37年創業の老舗で、B1から4Fまでたっぷり品揃え。
ベビーカーでも楽々の広々とした店内で、授乳室や駐車場も完備。
丁寧な接客と分かりやすい説明で、初めての方でも安心して選べます。

やっぱり実物を見て正解だったね
五月人形は家族の大切な思い出となる品物です。
実物をしっかり確認し、家族で相談しながら選ぶことで、より愛着のある一品に出会えるはずです。
まとめ:実店舗で選ぶ価値と伝統を継ぐ喜び
正直なところ、これまで私は節句などの伝統行事にそれほど関心を持つタイプではありませんでした。
最初は何も分からず、ネットショッピングで済ませようとしていたほどです。
しかし、松屋町筋の専門店を実際に訪れ、家族と一緒に五月人形を選ぶ過程で、その考えが大きく変わりました。
店頭で見る兜の輝き、職人技が光る細かな装飾、そして店員さんとの丁寧なやり取りを通じて、写真では決して伝わらない価値に触れることができました。

わたしの親もこんな気持ちで選んでくれたんだろうな

うん。きっとそうね。私たちも今度は息子の子どもに、この兜を見せられるかもしれないしね
この五月人形選びは、単なる買い物ではなく、新しい家族の伝統を作る第一歩でした。
実店舗で時間をかけて選んだからこそ、これから毎年、子どもの日が近づくたびに特別な気持ちを感じられる、そんな価値ある買い物になったように思います。